今季大ブレイク中のメキシコ代表ストライカー
現地時間4日、「ウルブス」ことウォルバーハンプトン・ワンダラーズは、昨夏にポルトガルのベンフィカから1シーズンの期限付きで獲得したラウール・ヒメネスを完全移籍で獲得したことを発表した。
初のプレミアリーグ挑戦となったメキシコ代表ストライカーは、先輩であるハビエル・エルナンデスの全盛期を彷彿とさせるような得点力で、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズを牽引。
ここまで全公式戦37試合に出場して15ゴールをマークしており、昇格したてのクラブを7位に持ち上げる活躍っぷりだ。
さらには、マンチェスター・ユナイテッドとのFAカップ準々決勝でも貴重なゴールを奪い、4強進出の立役者となったヒメネス。
この活躍を受けて、完全移籍を決心したウォルバーハンプトン・ワンダラーズは、クラブ史上最高額となる移籍金3000万ポンド(約44億円)をベンフィカに支払うことになるそうだ。
晴れて、正式に「ウルブス」の一員となったラウール・ヒメネスは、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズの公式ホームページでこのようにコメントしている。
「チームメイトとともにここでの時間を楽しんでいるし、全ての試合に勝利するために全力を尽くしている。ここに来てから本当にすべてが上手く行っている。良い時も、悪い時もあったけれど、とても幸せだ。僕はここでチームメイトたちと歴史を作りたいし、クラブをプレミアリーグの上位に返り咲かせたいと思う。僕個人としても、残りの試合でゴールを奪い続けたい。これが一番の目標だ」
加えて、ウルブスのスポーティングディレクターのケヴィン・テルウェル氏も、メキシコ代表ストライカーの今後の活躍に期待を寄せている。
「我々みんなはラウールがクラブの一員になることを喜んでいる。彼のアシストや献身性、そしてゴールは今シーズンの成功に欠かせない。彼との契約でクラブの野心を示すことができたと思う」
今季大ブレイク中のラウール・ヒメネスは、チームをヨーロッパリーグへと導くことができるだろうか…?