当初の予定より早くCLでVAR導入?
現地時間20日、イギリスメディア『BBC』がビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)について新たな記事を公開した。
その内容は、欧州サッカー連盟が今シーズンのチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグのノックアウトステージでビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)を導入する可能性があるというものだった。
プレミアリーグでも、来季からのビデオ・アシスタント・レフリー導入のために今シーズン中に15試合でトライアルの実施を行うことが決まっているが、
UEFAチャンピオンズリーグでは早くも今シーズン中に実現するかもしれない。
もともとUEFAは、チャンピオンズリーグは2019-20シーズンから、ヨーロッパリーグは2020-21シーズンからのビデオ・アシスタント・レフリー導入を発表していたが、
UEFA委員会のアンドレア・アニェッリ氏とUEFA会長アレクサンデル・チェフェリン氏によると、現時点で早期導入が可能になったそうなのだ。
そこで、今シーズンのチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの決勝トーナメントからの導入の可能性があると述べた。
加えてアンドレア・アニェッリ氏は会見で、「1週間ほどで早期導入についての報告書が届くと思う。そして、いつ実行できるのかがわかるだろう」とコメントしている。
チャンピオンズリーグの決勝トーナメント初戦は2019年2月12日から、ヨーロッパリーグの決勝トーナメント初戦はその2日後の予定となっているが、はたしてロシアワールドカップでも大活躍となったビデオ・アシスタント・レフリーの導入はなるだろうか…?
また、準々決勝からの導入の案もあるようで、その場合2019年4月9日から導入されることとなる。
しかしながら、ビデオ・アシスタント・レフリーを導入するためにはクラブが資金を出す必要がある。
潤沢な資金を保有するようなヨーロッパ5大リーグのクラブは当然文句なしといったところだろうが、それ以外のクラブはそもそも経済的にこの決定を受理することができるのだろうか…?