栄光の7番は呪いの7番に…?
プレミアリーグ随一の名門クラブマンチェスター・ユナイテッドで伝統の背番号7を継承しているチリ代表のアレクシス・サンチェス。
アーセナルから加入した当初から、期待に応えるような活躍を見せることができておらず、いよいよその伝統の背番号は「呪いのエースナンバー」となっているのではという声が出てきているほどだ。
アレクシス・サンチェスは、加入1年目でプレミアリーグで12試合に出場してわずか2ゴールしか決めることができず、今シーズンもここまでノーゴールが続く。サポーターからは、近年では最悪の補強とも罵られている。
さて、マンチェスター・ユナイテッドの背番号「7」といえば、かつてジョージ・ベストやエリック・カントナ、さらにはイングランド代表の顔だったデイビッド・ベッカム、世界最高のフットボーラークリスティアーノ・ロナウドといったそうそうたる面々が背負ってきた伝統の番号だ。
しかしながら、2009年にクリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリードへ移籍して以来、この7番を継承するものたちの悪戦苦闘が目立つ。
クリスティアーノ・ロナウド退団後に7番をつけた元イングランド代表のマイケル・オーウェンは3シーズンの在籍でリーグ戦たったの5得点。
続いて7番を付けたエクアドル代表のアントニオ・バレンシアも本来のパフォーマンスを発揮できず結局元の番号だった25へ戻すこととなった。
その後7番を受け継いだアルゼンチン代表のアンヘル・ディ・マリアはたったの1年でマンチェスター・ユナイテッドを去ると、鳴り物入りで加入したオランダ代表メンフィス・デバイも期待に応えることができず早々に退団した。
そして、現在のアレクシス・サンチェスに至るという訳だが、なんとクリスティアーノ・ロナウド以降の7番選手は、プレミアリーグで合計138試合に出場してわずか13ゴールしか記録していないという驚きのデータさえある。
チーム戦術が崩壊している中で過度の活躍が期待された選手といった意味では、ある程度しかたがないのかもしれないが、さすがに138試合で13点は衝撃のデータと言える…。