リヴァプールに加入決定の南野拓実

2019年末、日本サッカー界にとって史上最大と言っても良いサプライズニュースが飛び込んできた。そう、南野拓実のリヴァプール移籍報道だ。
UEFAチャンピオンズリーグ、FIFAクラブワールドカップを制覇し、世界一の名を手にしたリヴァプール。そんな目がクラブが、オーストリアリーグのザルツブルクでプレーする日本人選手に白羽の矢を立てたのはなぜか…?
リヴァプール地元メディア『Liverpool Echo』によれば、指揮官ユルゲン・クロップは「タクミミナミノに関して我々が知っているすべてが、我々にとてもうまくフィットする」と語っているほど。
以下、クロップの南野に対するコメント。
「まずなによりも、彼のフットボールのスキルだ。それに、狭いエリアでの決断力、スピード。ボールを奪い返すことにも意欲的だ。ザルツブルクは我々と似た哲学のチームだから、彼はそういうことに慣れているんだよ。長期的に彼が我々の助けになることは疑いない。それは明白だ。」
また、『Liverpool Echo』は2020年1月1日時点で正式にリヴァプールの一員となる南野だが、プレミアリーグのルール上で最短でのデビューは5日のエバートンとのFAカップとなることも伝えている。
リヴァプールはそれまでにプレミアリーグの試合を3試合こなすことになるが、過密スケジュールが続く中、確実に南野に出番が回ってくることだろう。
プレミアリーグ得点王のモハメド・サラーとサディオ・マネ、そしてセレソンのエースロベルト・フィルミーノと世界で最も脂の乗った3トップと言えるリヴァプールのアタッカー陣。
ここに新戦力のアジア人が割って入ることは決して簡単なミッションではない。
かつては香川真司も指導したユルゲン・クロップの元で、確固たる地位を固めることが出来るだろうか…?
クロップ監督は、最後に「一緒に仕事するのが待ち遠しい。それに、彼がどこでフィットするかを考えるための時間が少し与えられていることは、とてもいいことだ」と締めくくった。